イノセンス

2004年3月14日 映画
見ました見ました、「イノセンス」。

いやー、テレビでもやってたけど、宣伝広告の力の入れようは半端じゃないですねー。(お金の掛けようも)
……ただ、実質「攻殻機動隊」の続編にも当たる訳ですから、絶対マニアックで価値感や心理定義を考えさせられるとっても難しい作品なんだろーなー思ってましたら……

案の定でした。(苦笑)

「話の筋」は素人目にも比較的理解しやすいんですけどね。
主人公らの行動目的が、結構明確に表現していたんで。その行動とは全く繋がらない脱線もなかったですし。

でも…。
まず、小学生以下のお子さんには全くちんぷんかんぷんです。
加えてトラウマになりそーなシーンも続出です。(笑)

大人でも、専門用語が多すぎて、その内容を事前理解してから見ていただかないととてもついていけません。
「ゴースト」言われて「え?幽霊のこと?」言ってたらお話になりません。

いやらしい話でありますが、「マトリックス」など、必ずマニアックならざる得ない内容の映画を見る時、上映後の観客の様子を見たりしています。
大概、口をぽっかり開けっ放しって人が多いです。(苦笑)

にしても。
「攻殻機動隊」にしてもそうでしたけど、グラフィックスのセンスと膨大な技術力にはただただ平伏するばかりです。
演出も申し分ないですし、これで変に話が難解でなければ、観客全員、爽快な顔をして楽しめたのではないでしょうか?

…やっぱし難しいことはリアル脳がなかなかついてきてくれない。
いっそバトー達のように電脳化してスムーズに知識を伝達できれば楽だなー思ったりも。
(物を例えるシーンでも、聖書の一節を脳内へ検索して用いるトコなど、やたら便利な感じですし…)

最後に。
難しい話しているシーンの時必ずトグサが

「仕事の話しよーぜ」

というのには笑ってしまいましたよ。w
彼のように、所帯持つような普通人にそういうのは必要のない話ですしねー。
あと、映画を見る側にもそのセリフ、結構シンクロしていたのではないかと……。(苦笑)

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