しかし息子が……と言っても自分のことだが、その言葉を浴びて自分は、その言葉への怒り以上に、狼狽と喪失感の方が強かった。
血縁でもない他人にそう言われれば、確かに反骨心は生まれる。
あいつらを見返してやると思えてくる。
ところが。
身内に、実の父親にまでそう言われてしまうと
「ああ、そうか……俺はダメなヤツなのか…」
…と、さらにトドメを刺される形となってしまった。
人によってはそうは思わぬ事もあるのだろうけど、自分はそうではない。
真に受け、ショックを受けてしまったりする。
今でこそ、親が実の子に向かって存在を否定するのは教育上、非常に悪いケースとして語られているけど、親父はむしろ奨励している方かもしれない。
「おまえは根性がない!」
「どんな嫌な思いしようと我慢をしろ!我慢が足りないからうまくいかないんだ!」
精神論のオンパレード。
言っていること自体、…まあ間違ってはいないしそういう要因も充分含んではいるが…。
ただ、理論立てて物事の流れを伝えられない場合、結局そういう抽象的で押し鍋的な言い回しでしか語ることができない。
理論よりも感じることで物事を知る人種は、元々そういう面でしか納得をしない。
だから自然と内容は精神的なものだけとなる。
……そいえば。
生まれてこの方、親父に励まされたことないんだよな…。(叱咤のみ)
あと親父に明らかな非があっても、決して謝罪をしないってのあるなあ。
謝ったトコはホント、一度も見たことない…。
……と、人を育てる立場として、かなーりマズい位置にいるのが親父である。
(勿論、あくまで「人を育てる立場」としてだけど)
血縁でもない他人にそう言われれば、確かに反骨心は生まれる。
あいつらを見返してやると思えてくる。
ところが。
身内に、実の父親にまでそう言われてしまうと
「ああ、そうか……俺はダメなヤツなのか…」
…と、さらにトドメを刺される形となってしまった。
人によってはそうは思わぬ事もあるのだろうけど、自分はそうではない。
真に受け、ショックを受けてしまったりする。
今でこそ、親が実の子に向かって存在を否定するのは教育上、非常に悪いケースとして語られているけど、親父はむしろ奨励している方かもしれない。
「おまえは根性がない!」
「どんな嫌な思いしようと我慢をしろ!我慢が足りないからうまくいかないんだ!」
精神論のオンパレード。
言っていること自体、…まあ間違ってはいないしそういう要因も充分含んではいるが…。
ただ、理論立てて物事の流れを伝えられない場合、結局そういう抽象的で押し鍋的な言い回しでしか語ることができない。
理論よりも感じることで物事を知る人種は、元々そういう面でしか納得をしない。
だから自然と内容は精神的なものだけとなる。
……そいえば。
生まれてこの方、親父に励まされたことないんだよな…。(叱咤のみ)
あと親父に明らかな非があっても、決して謝罪をしないってのあるなあ。
謝ったトコはホント、一度も見たことない…。
……と、人を育てる立場として、かなーりマズい位置にいるのが親父である。
(勿論、あくまで「人を育てる立場」としてだけど)
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