時をかける少女

2006年8月23日 映画
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

友人にすすめられ、某チャム好き絵描きのBLADEさんの見た感想にあてられて、おいらも昨日見に行きました。

まず一番に言いたいこと。

カラオケルームでドアを派手にブチ開けながら、高速で連続前転しつつ入室を果たす真琴さんに思わず萌えましたよ?(´▽`)


まぁなんと言いますか。
・真琴は3人でいつまでも友達同士で…いずれセフレ3P展開。
・そんなエロ同人誌を期待
・タイムリープの中でレ○プエンドが盛り込まれているのもいいなw
・そんなエロ同人誌を期待
・タイムリープの中でなぜか真琴と妹のレズプレイ。
・そんなエロ同人誌を期待
・後輩3人娘が乱入&乱交プレ(ry
・そんなエロ同人誌を期待
・ああそうだ、タイムレイp(ry



(タイムリープ)



まぁなんと言いますか。
・いかにもアニメ声な声優さん当てなくて正解。
・学校のどーしよーもなく緊張感のないだらけ雰囲気がリアル。
・同じく、どっかだらけたの主人公らとあと妹リアルw
・リアルな舞台でありつつ、アニメでしかできないアクションと
 カメラアングルを効果的に盛り込んでてグッジョブw
・今時の高校生の…10代らしい他愛ない会話もノスタルジック。
・今3人の関係を壊したくない真琴の、あまりに稚拙な反応と
 行動が可愛らしさを感じるw

総じて楽しく見ることが出来ましたす。(´▽`)

時間を超え過去に戻ることに関する描写とか考察は言い出すとキリがないので控えます。
このお話はそういうのを楽しむものではないですからね。
あくまで雰囲気と心情を楽しむものですから。えーえー。

まだ見ていない人は、ひと夏の経験みたいな感じで、どですか?
もう残り時間ないけど。(´ω`)

あ。
ちなみに昔やってた映画のはすっかり忘れてました。
情緒の欠片もない、感情に左右されまくりのチビガキだった当時の自分にとっては、あまり記憶に残るような印象のものではなかったんすよね。(苦笑)
アクション一辺倒の冒険活劇というか、敵味方関係なく「空を飛ぶ」アングルが多彩でリアリズムに富んだ、迫力の作品でありますー。

ヒュー・ジャックマンもX-MANのウルヴァリンからこういう寄りの映画が板についてきたようで、随分馴染んだ感がありますねぇ〜。

とかく目を引いたのはヴァン・ヘルシングが操る武器。
ガス式ボーガンの乱射とか、丸鋸手裏剣とかアクションシーンに花添えますです。

…個人的にはもう数種類、武器を操ってくれるとより面白く感じたんだけど。
飛び道具ばかりが目に付いて、近接戦闘向けの武器が銀杭程度だとちょっと弱いなー…などと。(苦笑)

ストーリーは、…まあ敵さんは吸血鬼だし、それを倒すのが目的なんで単純明快なんだけど、なにげにヴァン・ヘルシングの失われた記憶の謎、普通の方法では死なないドラキュラを倒すための方法など、所々仄めかすシーンもあったりして、それなりに盛り込んでいるの感じましたねー。
…ただその組み立ても、ちょっと煩雑のような気がしたのは否めないとこかな?
(まあアクションメインだしね…)

総評として、アクション映画として見ればもう文句無しです。
ホラーらしくドキッとさせるシーンはしっかりおさえていますし、一見の価値は充分にありますよ。

蛇足。
ヴァン・ヘルシングも、終盤のあの姿(ネタばれなんで内緒)で半端に毛深かったら、よりウルヴァリンらしく見えたかも。w
武器も武器だし♪

蛇足2。
吸血鬼の花嫁=おなごが怖くなりました……。(滅)

イノセンス

2004年3月14日 映画
見ました見ました、「イノセンス」。

いやー、テレビでもやってたけど、宣伝広告の力の入れようは半端じゃないですねー。(お金の掛けようも)
……ただ、実質「攻殻機動隊」の続編にも当たる訳ですから、絶対マニアックで価値感や心理定義を考えさせられるとっても難しい作品なんだろーなー思ってましたら……

案の定でした。(苦笑)

「話の筋」は素人目にも比較的理解しやすいんですけどね。
主人公らの行動目的が、結構明確に表現していたんで。その行動とは全く繋がらない脱線もなかったですし。

でも…。
まず、小学生以下のお子さんには全くちんぷんかんぷんです。
加えてトラウマになりそーなシーンも続出です。(笑)

大人でも、専門用語が多すぎて、その内容を事前理解してから見ていただかないととてもついていけません。
「ゴースト」言われて「え?幽霊のこと?」言ってたらお話になりません。

いやらしい話でありますが、「マトリックス」など、必ずマニアックならざる得ない内容の映画を見る時、上映後の観客の様子を見たりしています。
大概、口をぽっかり開けっ放しって人が多いです。(苦笑)

にしても。
「攻殻機動隊」にしてもそうでしたけど、グラフィックスのセンスと膨大な技術力にはただただ平伏するばかりです。
演出も申し分ないですし、これで変に話が難解でなければ、観客全員、爽快な顔をして楽しめたのではないでしょうか?

…やっぱし難しいことはリアル脳がなかなかついてきてくれない。
いっそバトー達のように電脳化してスムーズに知識を伝達できれば楽だなー思ったりも。
(物を例えるシーンでも、聖書の一節を脳内へ検索して用いるトコなど、やたら便利な感じですし…)

最後に。
難しい話しているシーンの時必ずトグサが

「仕事の話しよーぜ」

というのには笑ってしまいましたよ。w
彼のように、所帯持つような普通人にそういうのは必要のない話ですしねー。
あと、映画を見る側にもそのセリフ、結構シンクロしていたのではないかと……。(苦笑)

ラストサムライ

2004年3月9日 映画
ちょっと年齢言ってる人なら、ご存知であろうNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」。

その頃自分は、全くの子供であったのだが……しかしながら、その主人公役として出演していた渡辺謙の存在に、幼い時分にも関わらず、当時の有名な時代劇俳優よりも何か「ずば抜けた」ものを感じていたりしていた。

後に正月の長時間番組にて「織田信長」にも主演をし、よりその存在が自分にとって大きくなっていったりする。

この人の演技はいつも豪快で感情も生々しく、それでいて不自然さがない。
子供心にそんな見方が出来てしまうのだから、他の人も相当なイメージを植え付けられてきたのではないだろうか?

…ところが。
その後当人が大病を患ってしまった。
それを知ったのは、発病から随分と後なのだが、場合によっては、もうテレビで見られないかもしれない…そんな器具さえ合ったのである。

…辛い気持ちを味わう。
渡辺謙遜の演技はもう見られないのか…?

正直、そういう悔しい思いも秘めてもいた。
亡くなってもおかしくないようなその病気そのものに、沸々と憤りすらあった。

そうして何年か後、既に諦めの境地すら突き抜けた頃…。

なんと。
「仕掛人藤枝梅庵」として出演しているではないか。

驚きである。
病み上がりなのだろうが、その復帰はとても喜ばしいものだった。
再び渡辺謙の演技が見られることに嬉しさ満面である。

完全復帰した渡辺謙は、いくつかのドラマにも出演し、時代劇でも「御家人斬九郎」の主演として活躍。
今までの空白を埋めるかのように、そのずば抜けた存在性を本来の流れにのせた。

そして、今回の映画「ラストサムライ」である。
渡辺謙の…今までの空白を埋め、それを超えて蓄積した月日が昇華される、極上の演技だったと感じずに入られない。

アケデミーの助演男優の候補止まりで終わってしまったことは、とても遺憾に感じるものではあるが、それでも大きな偉業であったと断定できる。
次回も、そのような機会あれば、今度こそ……と思いたい。

……とまあ。
何だか全般的に爺くさくて大仰なことを言っていますが……いえ、ホント、実際にそういう思いしていたんですよ。
ともかく、実際にこの映画を見た人で、あのトム・クルーズと違和感無く演技をこなしていた姿にびっくりされたのではないでしょうか?

素人目にも、自分の子供の時の目でさえ、飛び抜けて見える渡辺謙の演技。
さて。
なぜ渡辺謙の演技がずば抜けて見えるのかといいますと…。
自分の素人ながらの見解ですけど、渡辺謙……この人のは、演技のポーズ…姿勢と時間の流れ…テンポ・リズムの間合い。
先に触れた通り、そのタイミングが「自然かつ大仰にならず」の絶妙な範疇でおさまっているからこそだと感じます。

あまりに大げさな演技、存在感の薄い演技は見ている者を現実に引き戻してしまいます。
物語の中へと心を満たす状況をつくり、観客席に座っていることを忘れさせてこそ演技だと思いますが(映画だと出演者の演出意外の要素も大きいですけど)、

無論、主演のトム・クルーズあたりは俳優としての実力は相当なものでしょうし、名実共に……という処なのでしょうが、人によってはそのご本人すら凌駕して見えたでしょう。

ほーんと、ほんと。
今後も新たな作品での活躍、「期待大」の一言ですね。
……というか、そのために今後生きているって言ってもいいかも。(苦笑)

(最後までべた褒めだなあ…)