マスカキヤメ!(°д°)

一番笑い転げたポイントでした。(・ω・)

今年の冬コミ会場の中心で叫ぶ女子を求む!(無理)


あと同人誌(偽)……。

安彦良和氏がゲスト参戦にはびびったです。
あと絵柄まで綺麗に原作へあわせるものですから、この方の実力レベルが神に近いことを思い知りました。(汗)

あと、鳴子ハナハル氏のネタふりにほくそ笑みw、竹下けんじろう氏のネタにニヤリ。

でも。

一番共感得たのは篠房六郎氏の、
リアルに直結した、当時のオタクに対する痛烈な目線
の話 ですわね。(T▽T)

世代的にとても共感を得ましたよ……つかげんしけんとあんまかんけーない…つーか、ほとんど直結してないネタふりは流石氏だと思いました。

そこの痺れるあこがれr(ry

あ。
有馬氏とネタ被って見えるよ……。(´∀`)

あ。
あーあと、安永氏………案の定というか、期待を裏切らない下品な展開に心癒されますわ…。(つ∀`)

勇午 下北半島編

2004年10月1日 読書
勇午の友人であり電装機器のエキスパートである小暮が今回大活躍。
勇午に負けず劣らず………というか、今回は勇午の替わりに拷問シーンで大活躍なんですけど。(爆)

……いや、実際、冗談ヌキで丈夫な人です、小暮さん…。(普通死んでます)

今回の話は………小暮の後輩おなごが、日本ヤクザと朝鮮との闇取引に使われる携帯電話をダシに、ヤクザへ強請りをかけた結果、たまたまおなごと居合わせてた小暮本人も巻き込まれてしまう………という、非常にいやーんな展開の内容です。

警察の介入・動向から直接的にないにせよ、小暮が危険な目に合っていることを察知した勇午は、彼を救うべく、持ち前の情報収集&交渉能力と人脈によって、意外な人物をもちあげつつ、真意に向かっていきます。

…ここんとこ、毎度ことながら凄いナーのひと言です。
己の危険に晒すことをいとわない大胆さ、交渉相手の利害・思考を把握するだけの冷静さ、慎重な姿勢…。
無論、それだけのものになるにはそれだけの知覚力と信念が要求されるのですけど。
誰でも出来るものではないですです………と言うか、真似できるものではにゃーですわ。

にしましても…。
ヤクザの揚げ足を取って上前を撥ねようなんて、素人がするものではないという教訓になるお話でもありますねー、今回。
ヤクザというのは組織であり、暴力と恐喝で成り立つ集団でもあるのですから、その力は個人の比ではないですしねー。
その上、法に準じて動くわけでもないので、ホントに質が悪いでつ…。

逆に法を尊ぶはずの警察も、人によってその質が酷く変わってしまうことも勉強されられますねー。
(勇午との交渉で、小暮らを保護する約束をしておいて、それを破棄してしまうシーンとか…)
年に1度、この月くらいに発売されるひよひよ氏の新刊です。

今回もエローい…………じゃなくて、えと、ヒロインのくるりを中心に、大洪水によって水没してしまった世界を舞台に、明るくコメディ満載&時折くらーい背景を持たせたシリアスを交えてのお話まっしぐらであります。

いちおー主人公に高校生の康大君がおりますが、ほとんどトラブルに巻き込まれの振り回されーの役柄で、何だか今回そんなんばっかです。

…もともと、ひよひよ氏がアッチの方面の人なんで、それはもー話がアッチの方にイってばっかしなんですけど、そういうシチュエーションに萌えまくりの人には蝶オススメの本です。
というかおいら買っちてるよ…。

…にしても。
なんで今回の表紙は、ジャングルで豹柄ビキニなんだ…くるりさん?
自分にとってはいつでも5つ星。
銃夢のヒロイン、失われた機甲術の使い手ことガリィが表紙の第6巻であります〜。

……先回の表紙がゼクスでしたから、てっきり今回の表紙ははエルフ、ツヴェルフかと思ったら……元の鞘に戻ってしまいました。
…まあ二人はこの巻ではちょっとしか出てないししょうがないか。(^^;

今回はZOTTの1回戦が最終、ガリィとカエルラの対戦がメインのお話ですが、ここでガリィの使う技の存在が、色々と語られるシーンや、カエルラの使う無敵の「八断死門陣」にガリィが翻弄されるトコなど、見所が沢山です。

結局、ガリィは圧倒的な格差で実質勝つことは叶わない事態だったんですけど、そのガリィに天命を感じたカエルラの手引きによって、勝利を掴むこととなりましたが…。

その後は本来の目的である「ルゥの脳を回収する」ために、ガリィは一時ZOTTから離脱して単身イェール内部に潜入。
そこでガリィは意外なものを見るのですけど…。

まあ話の説明はここまでにしておいて。

総じて木城ゆきと氏の描くものは、流れのよい、無駄も不足もないレイアウトで、メリハリのしっかりした絵柄はとても好感が持てる上に、それだけに物語にのめり込める魅力があります。

物語自体も、もう一人の主人公と言うべきノヴァ博士が語る「業(カルマ)の法則」の、テーマ的位置づけもあったりして、それだけに目が離せない存在だったりするんですよね。

今後も期待と楽しみをもたらしてくれる銃夢、皆がどんな道を進んでいくのか、待ちきれない思いでいっぱいです♪

そいえば。
なんだかペイン大佐の存在が随分薄くなっちったような…。(今回の出所も半端だったっけ…)

ひ・め・こ・と

2004年9月5日 読書
知っている人は知っている(もうパターンでつね…)、石田あきら氏の漫画です。

…風島みや様に触発され、自分も購入しました。w
(というか、出てたの認識してなかったでつよ…)

かなーり無節操ではちゃめちゃノリノリ趣向。
敢えて浅く、ライトな作風に加えていや〜ん♪なシーン満載で(流石にこっちもライト?)、主人公ワタルと姫子のドタバタSFチック(?)にすすむコメディ話でありますー。

……個人的には、ドス黒いシーンとか、どうのも救われない人間の運命やサガを描いたのが好きなんですけど(ぉぃ)、かと思えば、こういうあっけらかんとしたのも好きだったり。(苦笑)

……しかし。
ワタルは見た目ナイスバディなおなごだけど……ええのか、この展開?(いや、好きなんだけど)

きょにゅーはご本人、今まで描いたことないそうですけど(そいえば確かに見たことない…)、これを機に、どんどん増えてって最後にはエイケンみたいに……な訳ないか…。

そいえば本人と面等向かって会ったの、数年も前になるなあ…。
それより前も、あんまり直接話してなかったし。
(ご本人のサイトBBSでちょこちょことしかやり取りしてなかっけ)
その時も「えーと……うーん……誰でしたっけ?」言われて吐血したなあ…。(遠い目)

まあ止む無しだけど。(^^;
(イベントで自分もよくやっちまうしね…会う人やたら多いし人の顔と名前、覚えられない人間だし…)
知ってる人はご存知の(こんなフレーズばっかだよ…)森山 大輔氏が放つ渾身の作品、その最終巻です。

お話は、

………決してハッピーエンドとは言いがたい……

というか、お話の初期から、まっとうな終わり方はかなり無理そうな雰囲気でしたから順当と言えば順当ですけど。

それでも登場した各人(敵味方関係なく)、途方もない困難と絶望、悲しみに晒されようとも、

生きている限り、知恵を巡らせ最善を尽くし、信念を貫いた

姿で満面なく描かれています。

その間、主人公クロノと敵対者アイオーンとの出生とか、とんでもない形で生き残ったサテラさんとか、最後まで「おー?!」と思わせる意外性オンパレードな最終巻だったかも。(苦笑)

にしても。
ロゼットとクロノ、悲哀を含みつつも順当な二人の結末に対して、他の読者さんはどう思われたのでしょうね?
いずれにしてもロゼットは永く生きられない身体でしたし、クロノも元々魔界の者。
結ばれるはずもない(…と言うかそういう関係とはちょっと違うか)二人の間で唯一心は……ってとこなんでしょか?

まあこれで何事もなかったようにみんな笑顔でハッピーエンドはありえにゃーですわね。
大きな平和を得た分、どうしても代償は止む無しってことで。(多大な犠牲を払って、身をも削った訳だし…)
そういうとこも、教訓になるお話です。

最後に。
アズマリアがばーさんになっちってるのは辛いにゃー…。(苦笑)
あと次回作は是非とも過去同人系でこなしたエチィのを!(爆)
ローマ時代、皇帝ネロが即位した若年期、奴隷拳闘士として生きる少年セスタスを主人公に、彼らの厳しい生き様を描いた物語です。

セスタスと同い年ながら、黄金の獅子と称される隻眼の近衛隊長を父に持ち、自らも皇帝の近衛兵として身を置くルスカが中心のお話もあったりするんですけど……この巻はセスタスメインです。(苦笑)

で、今回も彼の置かれる厳しい状況を満面無く描かれているのですけど…。
毎度事ながら、この本の持ち味・魅力は、クールで理論的な表現を主眼とした点にあると感じています。

拳闘という言葉からして、「根性」とか「熱血」で繋がれがちですけど、そういう言葉がむしろ陳腐に感じる位、そういう精神論ではとても打開できない過酷な現実をまざまざと見せつけてくれるんですよ。

逆に、打開せんがための裏打ちされた「論理とその実践」が、何とかギリギリで、主人公達に生きることを許してくれていまして…。

過去において、論理的な思考によって指導を賜る機会がほとんどなく、むしろ混乱を誘うような無軌道な精神論によって芳しくない状況を被ってきた自分にとって、この本が語る言葉はとても理想的です。

「納得できる言葉」なんですよ。

言葉は自分には理想的ですが、決して理想論としてあげられているものではないし、過酷な現実と向かい合うには小気味のよいレベルですし。

そんなわけで…。
個人的にこの漫画、自分だけのバイブルになっていますです。
(セスタスの師匠、ザファル先生の言葉が心に響きます)

ちょっと脱線。

今回、セスタス君は失禁しました。(爆)

前にも奴隷市場に売られて全裸にされ、会場の人々に見られるとか、皇帝ネロに飼われ首輪・鎖繋がれて折檻されるとか、何かと主人公にハードなプレイが多い漫画だなー思ってもみたり。
(絵柄が劇画調でなければ、思いきり婦女子の方々に妄想爆裂の漫画ですYO)
知る人ぞ知る園田健一氏が唯一の漫画、「砲神エグザクソン」の最終巻です〜。

主人公の砲一が、他星系から来訪した宇宙人、リオファルドの地球侵略を防ぐため、巨大ロボットを駆り戦うお話です……が。

よくある子供向けロボットアニメのような、勧善懲悪、物理的に説明の付かない必殺技とか出てくるようなフィクション的様相はなく、リアリズムに富んだ内容で、むしろ大人向けのお話でありました。
(別に18禁じゃない……あ、いや、ちぃとそれに属するのもあるけど)

ナノテクノロジーによるアンドロイドやウィルス(物理的なもの・コンピューターソフトの両方)の精製、ハッキング・情報操作、反物質の存在。

戦闘時におこる質量のあり方、電磁波・衝撃波の発生。
その時の被害描写。

戦略・軍事バランスの表現、個人の意志や動機でだけでは括ることの出来ないその範疇などなど、確かに子供ではとても理解の追いつかない内容の連続だったと思います。

未来の戦いのあり方を知るには結構勉強になるお話じゃないのでしょうか?

…で。
最後にはとうとう、地球戦力の要であるエグザクソンは大破し失われつつも、何とか敵のリオファルド首相戦艦を討ち果たし、砲一は見事帰還した訳ですけど…。

地球にて無事残った人類、物理的にも立場的にも母星への帰還が果たせなくなった残留リオファルドとの、微妙な共存関係が出来上がったりして、今後も語られるべき問題を山積させつつも、このお話は終わりました。

……というか、タイトルになっている肝心のエグザクソンがなくなってしまったら、まあ終わらざる得ないですわね。(^^;

最後に印象的だったのは、作中、主人公の味方側としてサポートしていた女性が、基地を敵に侵入された際、首部分のみ死んでしまったシーンがあるんですよ。
残った首下の身体とそのお腹にいた子供は助かり、その後首上のみ、ナノテク精製された疑似人格アンドロイドによって女性は生き続けています。
生まれた子供は、乳を与えている母親の正体が…首上のみ自分の母親ではないことを、幾ばくの時を経てから知ることとなるんでしょうねー…。

最後の最後まで、物事の微妙なあり方ってのを考えさせられる作品です。

………。
にしても、園田氏の絵柄って、CGグラフィックス着色にかなり向いている絵なのに、未だアナログ着色なんだよなー…。

次回作で「ガンスミスキャッツ」既に復活連載してるけど、これを機会にCG着色、挑戦して欲しいなあ。

天上天下 第12巻

2004年8月23日 読書
元エロ漫画家。
とは言っても、一般誌でも充分エロい絵を描いている大暮維人氏の最新刊です。

……相変わらず主人公、まともに扱ってもらってないなー。(…というか、この巻では全く影も形もない…)

まあ群雄伝みたいな話だから、主人公一人が大いに活躍するって訳ではないんだろーけど……。

今回一番目立っている人はやっぱし高柳(弟)君とダブルインパクト(双拳&ダブル留年)俵ですかね?
ナニゲにゾンビ復活の虎氏(よー生きていたね…)も出てましたが、あっさり雑魚役やられ役で、これまた酷い扱い…。

話も随分進んで、ようやく真意への扉が見えてきた感じですが、……って、やっと入口でつか…。
まあどうなることやら、とりあえず続きが楽しみな漫画であります。

……個人的に一番好きなキャラクターは田上君。
吃音気味で、真っ直ぐ不器用な性格ですけど、やせぎすながら引き締まった体で棍を操るのはかっこいーなー思ってみたり。

まあ毎度ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボキグチャって感じでやられてますけど。(苦笑)

加えて、ちょっと恋心抱いていた五十鈴が、自分とは正反対の超どすこい体形だったことを知って、めちゃくちゃショック受けてるシーンも笑えましたねー。(バラしたら末代まで○○○とか脅されてるし)

頑張れ田上君。(でも次は死ぬかも)
妹萌えなお兄ちゃんと、全てにおいて幼い妹の、
……………いろんな意味で凄いことになってる漫画の
2巻目であります。
(1巻から随分かかったなあ…)

…というか、エロ漫画になってそうでなってない、ギリギリの線を保っているという、危険な内容です。

とりあえず、確実に言えることは。

お兄さんはイタズラ好きの青年です。

妹は魔法少女です。(爆)

……えと。

もうそれ以上言えません。
語りだすと、シャレになりませんのでもうなにも言いません。
学生時分の、それも読み切り時代の頃、ヤングアニマルが月刊誌アニマルハウスだった時から、ずっとこの人の漫画のファンとして読み続けている、その27巻目であります。
(無論、第1巻から全て初版だったり)

………あれ?
あと数年でそれから20年も経つじゃないですか。(汗)
あっという間だなぁぁ……。

お話もとてもいい形で進展して行きますが、今回は主人公ガッツに対して、

「人のままで今後いつまで戦い続けていけるのか?」

という不安に

ぴこぴこぴこぴん☆ 凶戦士の鎧セット〜〜♪(ドラ●もん風)

の登場によって、かなりその差を埋めました。

…………すいません、ちとふざけてしまいました。(^^;
(だってパックが波にさらわれて岸に上げられた時に「どざえもん」って言ってるもんだから…)

でもかなり凶悪な鎧だからなあ…。
装着者への身体負担がとんでもなく酷いレベルなんで、手放しで喜べるものではないものだったり。
……というか、ガッツ本人だけだったらとっくに逝ってしまっているとんでもないアイテム…。
(シールケの精神干渉、パック達の治癒能力無しでやってけないよこれ…)

ガッツら取り巻きが、そのままで戦えないトコまで進展してますからねー、ナニゲにマジックアイテムとか追加してしまってRPGくさくなっちゃったけど、順当な流れだったりするかも。

ファンの中には「自分の力だけで戦い抜いてきたガッツが良かったのに…」と残念がる人もいるでしょうけど、…いやまあ…………もー流石に無理でしょ、これ。(^^;

あ、この巻の見所は、月光の騎士ロクスら槍の騎士団と、鬼兵(ダーカ)を従えた恐帝ガシュニカとの対戦でしょうか。
途中この戦いを目の当たりにしたバーキラカのシラットが

「地獄が…溢れた」

と驚愕し述べるトコは、まさしく…と感じさせるシーンでもあります。

勿論、主人公ガッツと火龍に変化したグルンガルドとの一騎打ちも一番の見所です。

………ガッツが暴走したエヴァみたくなってます。(汗)

まだまだ話は長く続きそうですけど、変わらぬ期待をさせてくれる作品です。
イッキもこの人の参入でちょっと活気づいているな〜と感じさせたりもする、篠房六郎氏作品の2巻目であります。

1巻から舞台は変わり、主人公(リアル世界ではアルコール依存症&職無しのダメ親父…ってなんか泣ける設定だなぁ…)が「精神動物園」と呼ばれる集落の護衛役として依頼を受ける話です。

…………あ、それがですね。
のっけからタイムボ○ンの悪玉三人組みたいなキャラクターが出てきたらすっかり話がおかしくなって、従来、深刻な話だったのがすっかりギャグ路線風に。
(かなりシリアスなシーンもありますが、それでも三人組のインパクトが強すぎて薄味に……)
1巻の刹那的な雰囲気がすっかりぶっとんだ内容になってます。

あとがき漫画でも作者が作中のキャラクターを借りて、計算外な展開になっちったようなこと述べています…。

やっちまったね、篠房六郎……。(’’*

というか、あとがき漫画を加え、この人の持ち味として、シリアスまじめな絵柄で、下ネタ満載お下劣マンセー……な方がとても楽しく読めますよ♪

これまたあとがき漫画でも「見立て通りなら4巻目あたりから萌え路線…」などとうそぶくトコなんて大笑いですよ。

いや、萌えはしないだろう……な。

あ、この巻の主人公の立場はありません。
出番も薄々です。
…活躍はしてるけど………でもなあ。
幼い頃、田舎の土蔵で出会った謎の美少女との出会いによって、身体的にちょっと問題を抱えてしまっている主人公を中心に、ヒロインである「見た目10代前半・実齢25歳の年上」彼女と、大学の先輩・同輩達を交えた、謎あり恋愛ありのストーリーです。

………。
甘詰留太氏の初メジャー作品の初単行本というキャッチコピーで出ておりますが、じゃあ前はマイナーでナニしてたんですかというと……

エロ漫画です。(爆)

まあ前身がエロ漫画家だけに淫靡なシーンが満載でありますが、本番はありません。(ぉ

しかしながら、その前身故か、妙に男女の恋愛的接触がとてもリアルなイメージを感じさせる…そういう表現がとてもうまいです。
読む側にもぐっと捉えるものがありますよ。

…………。
すいません、自分個人はこういうのダメです。
全然ぐっときていません。
そもそも恋愛観念無きに等しい人間が、こういうの読んでも、ちんぷんかんぷんでつね。(TーT)

でもここで登場するヒロインは謎が多いんですよねー。

・年相応とは言えない幼い外観。
・主人公が見た、土蔵で出会った美少女とそっくりなこと。
・前住んでいた場所から逃げるようにしてきたと仄めかすシーン。

正直、ここんとこにとてーもグッッッ!ときますね〜、はい♪
次の巻でその謎が明かされるようですけど、そこんトコ期待の本です。w
最近OVAにもなっている漫画の最新刊です。
霊とかでるサイコな内容です。
萌え要素ゼロです。

……ホラー系というか、漫画にしても怖いのは好みじゃないのでホントはアレなんですけど、時折出てくるシャレになってないギャグにつられて毎度買ってます。

そもそもこの本を買った動機が「主人公の、毛がないのことへの内なる悩み」ってトコなんで。(爆)

いつ身近な者にばれてイヤーンな展開になるのか、それだけ楽しみ……………嘘です、そればっかじゃないです、はい…。

………ん……あ。
毛がないのが萌え要素か?!

主人公の深小姫は「口寄屋」という、まあ霊を感知し、同調したりできるの能力を使って、そういう目に見えない事件を解決する仕事をしている。

しかし前からその仕事そのものに苛立ちと気だるさを持っていて、生活目的のために副業(SMの女王様)でさえも、結構嫌気になってた節もあって、彼女の顔はいっつも「不機嫌」。

20歳超えたか超えないかの齢にも関わらず、仕事人生に疲れた親父みたいな感じで、苛立ちをいっつも鬱積させている描写ばかり。
(まあキッツイ事件ばっか関わってるしね…)

そんな彼女ですが、そんな中、自分の父親に向かって「自分のプライドが生まれた」ことを語るシーンがあり、そこで初めて、彼女の生き方への姿勢が本腰となったように見られる……そんな内容が一番目に付きましたが…。

毎度事件ごとに死にそうな目にあってますけど(今回もデットゾーン満載…)、今度どうなっていくのか、次回も楽しみです。

……プライド、かあ。(遠い目)
前述べた「仕掛人藤枝梅安」さんなんですけど。

新刊出るたびにこれ、本の帯へいかにも「正義の味方」のようなキャッチコピーを付けてるんですよ。

…自分、これ見るたびにいつも苦い気分味わうんですよねー。

「梅安さんはそんな言葉で括られる立場の人じゃないよ」

毎度そう思ってます。

確かに、梅安さんの心底には、理不尽な悪行への憤りを宿しています。
が、結局、その手段としての「殺し」という同じ悪行をもって果たしているんですよね。

梅安さんにとってはそれがとても辛いことなんですよ。

しかも、止めたくてももう止められない立場となってしまい、どんどん深みにはまってしまってる。
もはやまともな死に様は晒すことはないとまで感じている。

それくらい、自分のことを「救われない存在」と思い詰めているのに…。

それなのに本の帯には陳腐で安易な「正義の味方」コピー。

……冊子デザイン側の人間が理解していないのか、読者の層にそういう解釈をしている人しかいないのかわからないけど、自分だったら、そんなコピーなんてとても表現できないなーと思ってみたり…。

せめて安上がりでも「毒をもって毒を制す」くらいの表現でやります、自分だったら。
「ブギーポップは笑わない」でご存知の、上遠野 浩平の作品です。

舞台遠い未来のお話で、この頃の人類は、恒星間移動出来る科学力を持ちながらも、宇宙に存在する別次元の「敵」の攻撃によって、地球に留まらざる得ない状況を被り、それから何千年も経っている時代を描いています。

主人公は、そんな時代の中で人々を支配する帝国の皇帝…という立場なのですが、人型の破壊兵器の封印を解くことによって、大きく運命を変えていく……まあそういうお話です。(苦笑)

過去の作品では、実際に別次元の「敵」と宇宙で戦う話や、同じく宇宙で「敵」からの驚異を逃れた者達のお話、地球に留まざるえない頃から数百年程度たった時代を背景にした話もあり、皆遠巻きに繋がっていたりしています。
舞台は同じってことですね。

一つ一つがサイドストーリーみたいなもので、今回も、大きな時代の流れの一端を拾い上げたようなお話でもあります。
ですから、トータルで読むと面白みの増すなかなか微妙な存在だったりしますね〜。

でも今回のは……うーん、ちょっと、シーンごとに慌てたような進展があるもので、敵味方合わせて出てきた人達の印象が薄く、何だか安っぽい感じとなり、残念な思いをしてしまっています。

……上遠野作品って、時折、そういうことあるよね…。(−−;

とは言え、シリーズ通してみてしまうと見逃せない作品の一つであります。
出てくる人物の中には、まずありえない人が、時代を超えて出てきたりしますしねー。
(そういう楽しみ方が出来るのも、この人の作品の所以…)
むかーし、大学を留年した主人公を題材に、シビアな色恋沙汰や当時の世相をなにげに綴った漫画を描いていた人が、なにげに砕けまくった漫画がこれです。w

大学を舞台に、オタクーな面々が、七転八倒しながら時の流れに少しずつ身を進めていくお話でありますが、もう4巻目なんですねー。(舞台も既に1年以上も経ってるし…)

彼らのいかにも漫画くさい非日常的なシーンと、現実にあるシーンを織り交ぜた内容にちょと共感(苦笑)して読んでいるのですが、特に彼ら、ヘビーなようでヘビーになりきれてない中途半端な存在なんですよね。

まあその半端さがいいんですよ。

オタクーな会話に身を躍らせつつも、パンピーな人前ではよー言えないとか、エローい同人誌を読むでも、パンピーな人の前では躊躇するシーンとか、サークル作っている割に、いまいち活動が本格的な形で表せないトコとか。(苦笑)

ちなみに主人公も中途半端なオタですが、そのせいでいっつも影薄くて、ここんとこもいかにもって感じで面白いんですよね。

今回は新たにメンバーが加わって、さらにしっちゃかめっちゃかになりそーな予感……でもないけど(笑)、次の展開が楽しみです。w

あーあと。
ノーマルな彼女がオターな彼氏を持つと、やっぱし苦労するなーっていう教訓シーンも多いのが、この漫画のもう一つの面白さだったり。(・w・
あたくしの大好きな仕掛人、藤枝梅安さんの最新刊です。

いつもながらに見事な慧眼&采配ぶりと、勘の強さ、そして知性。
人を殺める非情な稼業に身を染めつつも、人間性を決して失わず、その罪悪と苦悩に晒されても生き続けるその様に毎度しびれる思いでありまする〜。

稼業の相方である彦一さんも、すっかり男惚れしておりますが、自分としてもこんな人が側にいたら同じ思いを抱くでしょうねー。(しみじみ)

にしても。
この仕掛人という殺し屋稼業、一見、冷酷無比で悪行の代名詞といえる存在ですけど、確かに悪行ではあるものの、法で裁ききれないより闇の濃い存在に対して向けられる存在だったりするんですよね。

「この世に生かしておいてはためにならない」無頼の徒に向けられるものであって、決して私情や陰謀を含んだものであってはならないルールがあったりします。
だからこそ、主人公の梅安さんも、人としてあり続ける事が出来るのだろうし、手で血を染めてもいとわぬ覚悟が出来るんでしょうけど。

実際、受けた依頼に虚偽があったりすると、良くてその相手に脅し、悪ければ死の制裁を与えます。
バレて追求された相手は大概、梅安さんの命を亡きものにして隠滅を図ろうとするので、…まあそれも見越して梅安さんは返り討ちにするんですけど。

あれ?ここんとこなんかゴルゴ13ににてるなー。
なんか通じるものがあるかもしんないね、同じ作家が描くが故に余計…。(苦笑)

まあデューク東郷さんはあくまで冷徹で、感情を表すことはないけどね。
(梅安さんと違って人を殺めることに全然罪悪がないからなー…)
……あれ?
1巻からずっと買い続けてもう10年になるのかな?(^^;

そんな訳で、鬼平のコミック本もとうとうここまできましたー。
原作もかなり出し尽くしたところでもありますがー、んー、もうすぐ未完作品のトコまで届くのかな…?

そうそう…。
この10年の間、作中一番変化を感じたものと言うと、原作でもお笑い担当だった兎忠こと木村忠吾の描写だったり。
まー…1巻一コマだけ初登場の時は、確かにぜーんぜん別人だったけど。(笑)

お笑いぶりが板についた……というか、いかにも漫画くさいボケっぷりがだんだんエスカレートして、今回の60巻はそんな忠吾が今までにないボケをしてくれたりして。

テレビ番組で尾見としのり役の兎はおとぼけマイペースだったけど(加えて食いしん坊)、漫画の忠吾は、いい意味でひどくなっていくねぇ。(苦笑)

ナツノクモ 1

2004年5月30日 読書
オンラインゲームに関わる漫画描かせたらピカ一のお方。
知る人ぞ知る、篠房六郎氏の漫画新刊です。


………まさかIKKIで連載しているとは露にも思いませんでした。(爆)


アフタヌーンにて連載していた「空談師」が、思いのほか早めに大団円(打ち切りのよーな感じでもあったけど…)となってしまったんで、ずっとガックシしていたんですよねー…。

作者はその後、ひきこもり人生を始めているのだろうと、勝手に想像していたりして……って、ほら、単行本のコメントが何かとヤヴァイ内容ばっかしでしたから。
(まあネタなんだろうけど…)

空談師の最終巻が出てから半年以上して、初めてIKKIに掲載されていることに知った段階だったので、やっとこの話を最初から知ることが出来たのですが………。

空談師と芸風、変わってませんね。w(いい意味で)

ゲームの舞台は空弾師のと繋がっているのだろうけど、主人公達は流石に別人です。

オンラインゲーマーな自分として、篠房六朗氏の登場キャラのプレイヤーに対するリアルな精神描写にはぐっと来るものがあります。より興味もそそられます。

…ただ。
オンラインゲームを知らない、もしくはプレイすら思考の範疇にない方にとってこのお話は、全く理解のできない「異国の本」に感じるかもしれないですけどね。(苦笑)

それだけこの漫画は難解なお話だったりします。
単純さも大いに含んではいるんですけどね。

もし興味が湧いた方がいましたら、一度目を通してくだされると幸いであります。
…なんじゃこりゃ?って言われるかもしれないですけど。
(^^;

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